タイで仕事を見つける方法

南国の楽園、タイで働きながら暮らすことは、世界中の多くの人のあこがれです。この微笑みの国に一度足を踏み入れたら、タイの自然な美しさ、文化、食事、気候、そして女性にもすぐさま心を奪われるでしょう。

もしかしたら、タイへ初めて行った時にどんなふうに感じたかを思い浮かべている人もいるかもしれません。母国とは全く違うその国に実際に住み、暮らしていくだけの収入を得られる仕事ができたら、どんなに素晴らしいだろうと考えたのではないでしょうか。

タイで仕事を見つけるのは難しいでしょうか?

これは、とてもよくある質問ですが、簡単にお答えすることはできません。ただ、タイはまだ発展途上にあり、欧米諸国ほど、会社勤めで十分な収入を得られるような仕事はない、ということを念頭に置いておいてください。また、そのような理由で多くの外国人が条件の良い仕事を探しています。そこで、次のようなことは確実にお伝えできるでしょう:

タイでは、自分の国ほど簡単には良い仕事に就くことはできない。

けれども、だからといって必ずしも不可能というわけではありません。ここで紹介する正しいアプローチを踏めば、タイで就職できる可能性は想像以上に高くなるはずです。

タイで就職するにはタイ語を話せなければいけないでしょうか?

そんなことはありません。英語が流暢であれば大丈夫です。おそらくタイで働く外国人の80%以上はタイ語が流暢ではないでしょう。

けれども当然ながら、少なくともタイ語の基本くらいができるとアピールできれば、タイでの就職にかなり有利です。

タイで合法的に働くには大卒でなければならないでしょうか?

いいえ、大卒である必要はありません。シンガポールのなどの他のアジア諸国とは違い、高校卒業資格証があれば大丈夫です。私がタイで初めて働いた時も、ドイツ大使館に高校の卒業証書を届けただけでした。そこで、タイ語に翻訳され、許可が下り、費用も150バーツ(500円ほど)で済みました。現地の労働局職員にとって就労許可の申請費用はそれくらいで十分だったようです。

就職面接に行く必要はありますか?

タイにいる場合は、行く必要があります。国外から応募する場合は、多くの場合、スカイプや電話での面接を求められるでしょう。タイまで面接に来られるよう旅費を払ってくれるという珍しいケースもあります。

タイでの給料はいくらぐらいですか?

母国と同じようには稼げなくても、タイの物価は安いので、タイで暮らしていく分くらいの収入はあるでしょう。収入に関しての詳細はこちらをどうぞ(ハイパーリンク)

タイでの働き口を探すための方法は他にもあります:

タイの就職情報サイト

こちらで紹介するのはタイ有数の就職情報サイトです。求人数と人気の順にご紹介します。

Jobs DB(ジョブズDB)

CareerLink Thailand(キャリアリンク タイランド)

Job Street(ジョブ・ストリート)

Craigslist Thailand(クレイグリスト・タイランド)

JobTalents(ジョブタレント)

Bangkok Post Jobs(バンコクポスト求人情報)

Ajarn(アジャーン)

Monster(モンスター)

Idealist(アイディーリスト)

タイでの教員職

Jobs DBは、タイ最大の就職情報サイトで、掲載求人数はいつも他のサイトの5倍以上です。

タイで仕事を探している人のほとんどがこういったサイトを利用していること、そして自分の条件に合った求人にだけ応募すべきであるということを念頭に置いておきましょう。また、必要な経験を持っていることも大切です。これらのサイトの良い点は、毎日新着の求人情報が掲載されるので、自分の国からもいつでもオンラインでチェックできることです。履歴書や推薦状、志望動機書を求人欄の問い合わせ先に送りましょう。

タイの人材派遣会社

人材派遣会社も豊富にあります。履歴書や推薦状を送れば、希望や経験に見合った仕事の紹介をしてくれるでしょう。人材派遣会社は、入れ替わりが激しく、さきほど紹介した就職情報サイトよりはるかに多く、全てをご紹介することはできません。現時点で有力と言える会社のいくつかはこちらです:

PRTR Recruitment(PRTRリクルートメント)

RSM Recruitment(RSMリクルートメント)

Robert Walters(ロバートウォルターズ)

Fame Placement(フェイムプレイスメント)

Smart Search Recruitment(スマートサーチリクルートメント)

Jobs Connector(ジョブズコネクター)

JAC Recruitment(JACリクルートメント)

Top Talent Asia(トップタレントアジア)

Opus Asia(オーパスアジア)

人材派遣業者は手数料がかかるので、自力で仕事が見つけられないときのみに利用することをおすすめします。仕事の紹介にかかる手数料をサイトでチェックしておきましょう(掲載されている料金は就職が成立した場合のものが多いです)。また、手数料はかからないとしていても、紹介先企業からは手数料を徴収するため、初任給の額が少なくなる可能性もあります。

新聞&雑誌

もちろん、地元新聞の求人欄を利用するという従来のやり方で仕事を探すこともできます。タイの4大英語新聞は以下のようになります:

Bangkok Post(バンコクポスト)

Phuket Ghazette(プーケットガゼット)

Pattaya Mail(パタヤメール)

Chiang Mai Mail(チェンマイメール)

新聞はわざわざ買わなくても、多くのホテルで宿泊客に無料で提供されます。また、レストランや、サブウェイ、ピザハット、マクドナルドなどのファーストフード店なども同様です。

英語雑誌もまた多数あり、BK Magazine(BKマガジン)や, Der Farang(ダーファラン)などの雑誌にも求人広告が掲載されています。お店やホテル、欧米系のレストランを探してみると良いでしょう。

タイに滞在していなくても、オンラインで求人広告を出している場合もあるので、そういった新聞や雑誌のウェブサイトを見るのもおすすめです。

フェイスブック / リンクドイン グループ

フェイスブックやリンクドインにはタイに住む外国人で構成される大きなグループがいくつかあります。基本的にはそのグループに加わるためのリクエストを行い、仲介者に受け入れてもらうまで待ちます。グループに入ると、目的の職種について自由に書き込むことができます。また、アドバイスを(フォーラムに近いです)もらうこともできます。他にも、求人を出している情報をチェックしたり、コメントを書き込んだり、個人的にメッセージを送ることも可能です。タイでそういった活動を行っている外国人向けのグループは主に次のグループです:

Job Seekers Thailand (ジョブシーカーズ・タイランド;Facebook)

Bangkok Expats (バンコクエキスパッツ;Facebook)

Bangkok, Thailand, Jobs, Recruiters and Head Hunters (バンコク・タイ・ジョブズ・リクルーターズ&ヘッドハンターズ;LinkedIn)

Expat Network Thailand (エキスパットネットワーク;LinkedIn)

Networking Events(ネットワーキングイベンツ)

タイにいながら職探しをしているのなら、他の在タイ外国人と連絡を取り合っておくと良いでしょう。すでにタイで働いている人や、同じく仕事を探している人、逆に従業員を探してる人もいるでしょう。または、様々な交流会ででつながりを作るだけでも構いません。バンコクは交流会パラダイスだという人すらいます。交流会はたいていバンコクで行われますが、経済の発展に伴い、パタヤやプーケット、チェンマイなど他の地域でも行われるようになっています。タイで定期的に行われる交流会の主なものは次のようになります::

Bangkok Young Professionals(バンコク・ヤングプロフェッショナルズ)

Bangkok Networking(バンコク・ネットワーキング)

German Open Young Professionals(ジャーマンオープン・ヤングプロフェッショナルズ)

AmCham Young Professionals Committee(AmCham【:American Chamber of Commerce米国商工会議所】ヤングプロフェッショナルズ)

Mobile Monday Bangkok(モバイルマンデー・バンコク)

InterNations Thailand(インターネイションズ・タイランド)

Companies’ Websites(カンパニーズ・ウェブサイト)

職種だけでなく、自分の希望する企業が決まっている場合、直接その会社のホームページを閲覧し、採用情報をチェックするのが一番簡単な方法でしょう。もしくは、eメールアドレスを探して、自己紹介とポストに空きがないか尋ねてみるのも良いでしょう。たいていは、「問い合わせ」や「管理者情報」の項目からメッセージを送ることができるはずです。

商工会議所

どういった外国企業がタイに支社を置いているか分からないときは、自国の商工会議所の登録名簿をチェックするのが良いでしょう。欧米諸国のほとんどが商工会議所をバンコクに置き、自国の企業のタイでの投資・運営ためのサポートを行っています。参考までに、ドイツの商工会議所の登録名簿はこちらから閲覧することができます(ハイパーリンク)。

インターンシップを通して就職する

私はこのやり方で就職に2回成功しました。まずはグーグル検索して見つけた4〜5か月のインターンシップを始めました。有償でも無償でも、インターンシップの方が正規の仕事を探すより簡単だったからです。私の場合は、結構簡単に有償のインターンシップを何とか見つけることができました。しかもインターンシップの期間が終わるまでに、その企業(オンラインマーケティング&ビジネスアドバイジング)で正規のポストに就くことができたのです。

タイで友達を作る

タイで友人を作って仲良くなることがどれだけ有効か知ったら驚くことでしょう。一晩で何人も知り合いを作ることができる交流会に少し似ていますが、たとえタイにいる目的が休暇でも、すでにタイで働いている外国人と話してみると、思いがけないチャンスが舞い込んでくるかもしれません。